大規模・大電力量データセンターでの
総合試験システムを提供します
データセンター向け総合試験システム(ダミーロード試験システム)とは
データセンターの設備には高品質、信頼性の確認・検査することが重要です。データセンター向け総合試験システムとは仮想的に運用状態を再現し、電力停止、過負荷、設備の機能停止など運用上発生する可能性のある事象を再現し、総合的に設備が機能するかを検証していきます。
ご提供システムについて
システムの3つの特長
ミライトグループが提供する「データセンター向け総合試験システム(ダミーロード試験システム)」は、以下の3つの特長を有しており、他社製品と比べて大幅な工数削減を実現します。
従来の操作から大幅な工数削減を実現!
スケジュール試験や一括制御により、作業員数・拘束時間を最小限に抑えることができます。
- 従来の操作
-
- 起動、設定変更等を各種装置毎の盤面から制御
- 作業員の確保
- 試験時の切替に時間がかかる

機能・特色
1. コントローラでの一括制御
最大30台の模擬負荷試験器を、コントローラのタッチパネルから一括制御することが可能です。万が一、装置に異常が発生し、1台の模擬負荷試験装置が停止した際にも、コントローラが全ての模擬負荷試験装置を自動で停止し安全を確保します。
1人で試験作業が可能‼

2. スケジュール試験
各試験項目のスケジュールを設定し、連続して試験を実施することができます。
拘束時間の短縮‼
3. モニターで簡単に状況把握
モニター画面にて運転開始と停止の履歴(開始・停止時刻、試験モード、停止要因)を確認することができます。
目で把握‼ 管理が容易!
本システムは現場環境に関わらず、負荷試験の標準化並びに試験人員及び試験工数を削減できます。
- 作業員コスト
- 約60%削減
- 試験稼働
- 80%以上削減
※どちらの数値も当社比較
コントローラ画面 操作イメージ
負荷容量試験
任意の負荷装置の出力を得る試験モードです。負荷通電中においても装置変更は可能です。

1 | 負荷回路選択 | 目的の負荷装置(回路)を選択設定します。 |
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2 | 設定負荷合計 | 選択された負荷装置の合算値が表示されます。 |
3 | クリア | 選択された負荷装置をクリア(ALL OFF)します。 |
4 | 反映モード | 試験中、設定負荷装置を選択後、負荷変更の反映タイミングを設定します。 一斉反映:設定反映ボタンにて負荷変更。 個別反映:負荷回路選択キーを押下したタイミングで、即時変更 |
5 | 設定反映 | 反映モードが「一斉」の時、試験中の負荷通電の変更を行います。 |
6 | 現行負荷合計 | 試験運用中、出力されている負荷装置の合算値をモニタ表示します。 |
スケジュール試験
32Step分の試験パラメータを入力し、順次実行していく試験モードです。任意の試験時間毎に実行していきます。1~32Stepまでの動作を試験サイクルとし、32Step×設定回数分実行することで試験終了となります。

1 | スクロールバー | スクロール表示します。 |
---|---|---|
2 | 負荷回路ランプ | 負荷回路位置を表示します。 |
3 | 試験時間 | 各試験時間の設定します。 |
4 | 試験名称 | 試験後とに名称を付けられます。 |
5 | Setボタン | 負荷設定画面を表示させます。 |
6 | Copyボタン | Step No.1の試験時間をNo.32までコピーします。 |
7 | 設定回数 | 実行する試験サイクルの回数を設定します。 |
8 | 現在No. | 開始Stepを設定できます。試験中は実行中のStepが表示されます。 |
9 | 現行試験負荷 | 実行中のStepの試験負荷を表示します。 |
---|---|---|
10 | 経過時間 | 実行中のStepの経過時間を表示します。 |
11 | 合計経過時間 | 合計時間を表示します。 |
12 | NEXTボタン | 実行中のStepの経過に関わらず、次のステップに移行します。 |
13 | 待機ボタン | 負荷出力を一時停止します。 |
14 | 実行ランプ/ボタン | 実行中のStepをランプ転倒します。 |
15 | 動作回数 | 実行した試験サイクルの回数を表示します。 |
16 | Reset | 停止中に試験状況をリセットします。 |
システム構成例
1MW試験の場合、コントローラ1台と模擬負荷装置10台を接続するだけ。コントローラ3台をイーサネットケーブルで接続することで最大3MWの試験が可能です。親コントローラのタッチパネルにより30台の模擬負荷装置を設定 / 操作できます。


機器仕様
試験電圧 | 三相4線式 AC400V Max. |
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周波数 | 45〜65Hz |
負荷容量 | 50kW×2回路(1台あたり) |
容量精度 | 各回路に対して 0〜+5%以内 |
最大容量 | 3MW (30台接続時) |
システム構成 | コントローラ1台で10台の模擬負荷装置(1MW)を一括制御。 コントローラ3台を連系する事により、最大30台(3MW)の試験が可能。 |
試験モード | 負荷容量試験、負荷急変試験、スケジュール試験の3モードに対応。 |
その他 | 試験項目並びに各装置毎に名称入力が可能。 |
冷却方式 | ファンによる強制風冷方式 |
操作電源 | 三相200V(模擬負荷装置)、AC100V(コントローラ) |
設置方式 | 屋内設置、キャスター付 |
外形寸法 | 模擬負荷装置:W800 × D950 × H1,100 + 200mm コントローラ:W480 × D550 × H300mm(ラック実装タイプ) |
質量 | 模擬負荷装置:300kg コントローラ:16kg |
よくあるご質問
- ご発注から試験開始まで、どの程度日数が必要でしょうか。
- 関東でしたら、2週間程度となります。
- 弊社側で準備するものはありますでしょうか。
- こちらで全て準備可能です。
- 作業環境の条件はありますでしょうか。
- 模擬負荷試験装置には三相200V、コントローラはAC100Vの電源が必要になります。
また、室内の温度が上昇しますので、換気ができる環境が推奨されます。
- UPS1台からでも依頼可能でしょうか。
- 1台からご対応可能です。